垂直板、水平板、外側塊×2、の4パートから構成される

隣接する骨

蝶形骨-蝶形篩骨関節

上顎骨-篩骨上顎縫合

下鼻甲介-篩骨甲介縫合

涙骨-篩骨涙骨縫合

口蓋骨-篩骨口蓋縫合

鋤骨-篩骨鼻中隔縫合

鼻骨-篩骨鼻骨縫合

前頭骨-篩骨前頭縫合

それ以外の隣接する構造

嗅神経

※フェロモン神経

大脳鎌

生理的運動

垂直板、水平板

  • PRM吸気で後方回旋を起こす。大脳鎌付着点である鶏冠は上後方へ移動する。PRM呼気ではその反対。

篩骨の外側塊、上、中、下鼻甲介

  • 矢状面上で後方回旋。前額面上で外側に開き、より低い位置で大きく動く。水平面上で内旋。

オステオパシー機能障害

原因

  • 外傷によって
  • 蝶形骨、前頭骨、上顎骨、頬骨、大脳鎌の機能障害によって

オステオパシー検査

コンタクト方法

  • 術者は患者の横に位置する
  • 鶏冠と水平板の投影として、尾方手の示指をグラベラに中指をナジオンに置く

別法

  • 術者は患者の横に位置する
  • 尾方手の拇指をナジオンに中指を正中口蓋縫合(口腔内)に置く

操作

  1. PRM運動に追従して動きの量と質を評価する(リスニングテスト)
  2. PRM運動の動き出しを誇張し動きの量と質を評価する(インダクションテスト)
  3. PRM運動を能動的に起こして動きの量と質を評価する(モビリティテスト)

オステオパシーテクニック

前頭骨篩骨切痕を開くテクニック

  • 術者は頭方に位置する
  • 両示指を前頭骨の篩骨切痕に置く
  • 持続圧かポンピングを行う

蝶形篩骨関節のダイレクトテクニック

  • 患者の横に位置する
  • 頭方手で蝶形骨大翼を固定する
  • 尾方手の示指、中指を口蓋に置く
  • 鋤骨を介して篩骨の前後回転を誘発させる

篩骨鼻中隔(鋤骨)縫合のダイレクトテクニック

  • 患者の横に位置する
  • 頭方手の示指、中指をナジオンとグラベラに置く
  • 尾方手の示指、中指を口蓋に置く
  • 頭方手を篩骨、尾方手を鋤骨の投影として前後回転を誘発させる

篩骨上顎縫合のダイレクトテクニック

  • 患者の横に位置する
  • 頭方手で前頭骨外側柱を把持し、篩骨切痕を締める
  • 尾方手で上顎骨歯槽突起を把持
  • 前額面、水平面上の動きで制限があるベクトルに動かす